困った時のために!ファミサポ+病児保育は登録しておこう

(出典/flickr)

子供が幼稚園で熱を出してしまったけど、どうしても仕事を抜けられない。こんな時、働くお母さんにとって、毎日の子育ては楽しくも大変で、困ったり慌ててしまうことはたくさんありますよね。

 

子供が熱を出してしまった、風邪をひいて体調をくずしてしまった時の場合、保育園や幼稚園から連絡がきてお迎えに行くことになります。もちろん朝から体調が悪い時は預けることはできません。子供のことはもちろん心配ですが、しかし大事な仕事がある時もあれば、お金のために働かなくてはいけない時だってあると思います。

 

そんな時に慌てないよう、知っておきたいサービスがあります。

 

 

□病児保育

具合が悪くなってしまった子供を一時的に預かってくれるサービスのこと。就学前の小さなお子様から小学生までを受け入れてくれます。保育園などで具合が悪くなってしまった子供を、保護者の代わりに迎えにいってくれる施設もあります。各市町村によって異なりますが、2017年8月現在、宇都宮には5つの施設があります。

 

事前に登録をしておかなければ利用できないので、どの施設で、どんなサービスがあるのか、しっかりと調べて登録をしておきましょう。急に「利用したい!」と考えても、登録なしに利用することはできません。

 

 

□ファミリーサポート

ファミサポと呼ばれ、最近はずいぶんと利用する方も増えてきたファミリーサポートサービスのこと。子育てを援助をしたい方と、子育ての援助を受けたい方が互いに会員になって助け合い、地域で子育てを協力していく会員制のサポートシステムです。

 

サービスとしては、子供を預かってもらったり、保育園の送迎をお願いすることができます。協力してくれる方はしっかりと講習を受けていますし、事前に会って話をすることもできます。各市町村によっても異なりますが、協力してくれる方を選ぶことができる市町村もあるようです。

 

時間はだいたい1時間で約700〜900円で、冠婚葬祭の時など1日預かってもらうこともできます。地域交流をかねているため、お互いにとってメリットになるような関係を築けることができれば、力強い味方になってくれるかもしれません。

 

宇都宮の場合、ひとり親や本人の所得が児童扶養手当の支給水準にある方など、協力会員に対して支払った報酬の半額が補助される制度がありますので、こちらも詳しく調べておきましょう。

 

 

□学童保育

主に小学校の敷地内の専門施設で、放課後に子供を預かってくれるサービスのこと。市町村によって異なりますが、宇都宮の場合だいたい月〜金は午後1時から6時、土曜や休日の場合、午前9時から午後5時まで子供を預かってくれます。夏休みや冬休みなどの長期の休みの間も学童保育は行っているので、働くお母さんにとっては助かるシステムではないでしょうか?

 

時間や決まりごとなど、各学童保育(放課後児童クラブ)によっても異なるため、利用申し込みもクラブによって行うことになります。

 

 

 

上記の3つのサービスは全て、急に思い立って利用したくなっても、先に登録をしておかなければ利用できないものになっています。子供が具合を悪くしてしまったけど預けられる人がいない、という状況は突然起こるものです。自分のためにも、子供のためにも、何事もないうちから備えておかなければなりませんし、その備えが何よりも大切ということになるのだと思います。

 

こういったサービスは市町村によって内容が変わる場合があるため、「自分が住んでいる地域にはどんなサービスがあるのか」「対象者は誰か」「どんな時に利用できるのか」「お金はかかるのか」「補助は出るのか」など、しっかり調べておきましょう。

 

(上記の内容は全て2017年8月のものになります。変更になることがありますので、随時、各市町村のHPで確認してくださいね。)