本当の靴のサイズを計ってもらう

だいたい二ヶ月以上前になるんですが、足を怪我しました。

怪我というか、扁平足の人、スポーツをやる人、40歳〜の中年女性がかかりやすいと言われる「足底筋膜炎」らしいです。ひねったわけでも、ぶつけたわけでもなく、旅行中にたっくさん歩いたら突然痛くなってきた、というやつです。

 

あまりに痛くて歩けなくなってしまったので、医者にかかったところ、足底筋膜炎と診断されたわけです。とはいえ、「こういった症状がありますよ」と説明を受けた際、症状が何ひとつ当てはまっていなかったので、個人的には違うと思っているんですけど!

 

というわけで、本来だったらセカンドオピニオンに行くのが良いと思うんですが、巡り巡って靴屋に行くことになりました。

 

たまたま足をひきずり歩いていたところ、靴の専門店を発見したんですが、これが普通の靴屋ではなかったんです。

 

スタッフさんがひとりひとりの足の状態を見て、その人に合った靴を徹底的に探してくれるお店です。これがまた凄かったんです!

 

「お医者さんには足底筋膜炎と言われたんですけど、私は絶対に違うと思ってるんです」という話からスタートして、普段の生活パターンや歩き方、選びがちな靴の形状などの話を一通りした後、足のサイズを計測します。

 

なんと定規で計測です。

しかも縦だけではなく、横幅も、厚みも見るんですよ。それを立っている状態、座っている状態でそれぞれ計測します。

 

足のサイズをこうやって計ったことってあります?

私の記憶では小学校以来です。

 

結果 サイズ23cmでした。

 

え、23 ????

私いつも24.5cmの靴を履いているんですが……。

 

お店の人の話では、ほとんどの人が自分の靴のサイズを知らないそうです。それで何故か1〜2cmは大きいサイズだと思い込んでいるんだそうです。それが足に負担になっている方が多いんだとか。それと私は自分の足を幅広だと思っていたんですが、実際にはすごく幅が狭く、薄いタイプだそうです。知らなかった……。

 

足は立っている時と座っている時でサイズが変わるので、本当に良い靴が欲しい人は、こうやって計ってもらうと良いらしいです。私は何だか感動して、私の足にぴったりだという靴を試しに履かせてもらいました。

 

それがこれ。

 

ランニングシューズなんですが、もう本当にびっくりするくらい、つま先からカカトまでぴったりなんですよ。完全にぴったりフィットしているんですが、窮屈ではないという不思議な状態を味わってしまいました。写真でも文章でも伝えきれないんですが、気持ち悪いくらいぴったりで感動しました。

 

次から次へと、いろんなタイプの靴を履かせてくれたんですが、どれもこれも気持ち悪いくらいぴったりなんです。すごい。これはすごい。

 

なんとすごく痛かった足の痛みが、これを履いている時は軽減されたので、良い靴ってすごい……!と感動してしまいました。というか、本当にぴったりなんです、すごい。ぴったりといっても不思議なぴったり感で、厚みのある靴下を履いても窮屈には感じないんです。これはどうして?

 

感動して、なんと二足も靴を買って帰りました。

安い靴ではないのに、なぜ二足も買ったのか。後悔したんですけど、履いてみるとめちゃくちゃに歩きやすいので良い買い物だった気もします。おかげで足の痛みが急速におさまってきて、今現在はほぼ完治した状態です。あの痛みは何だったのか。そして良い靴の効果ってすごい。

 

今回足を痛めて改めて実感したんですが、足って大切ですね。

歩けなくなってみると思っていた以上に大変で、これが電車通勤や立ち仕事だったら完全にアウトだったと思います。今までファストファッションのお店で1900円くらいの靴を履いていたのが悪かったんですかね?良い靴は信じられないくらい歩きやすく、そして疲れないので、なんというか本当に、良い靴ってすごい!を実感した出来事になりました。