新生活・贈り物のマナー

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春は新生活がはじまる季節。進学や新社会人と、俄かに賑わいをみせますよね? そうなると、増えるのが贈り物。

 

さて、この贈り物ですが、実は意外と知られていないマナーがあります。せっかくの贈り物です。社会人として、マナー違反にならないよう気をつけたいですよね?

 

■お祝い全般において縁起の悪いとされるもの

 

<お茶>

お茶は弔事に使われることが多いため、一般的にはお祝い事の贈り物としては避けたいところ。とはいえ、最近はお祝い事のためにパッケージデザインされたものも多くあります。若い方には良いかもしれませんが、年配の方には気をつけたいところ。

 

<数字の4と9になってしまうもの>

たとえばケーキや焼き菓子を手土産として持っていく場合、4つ、9つ、という数字のものは「死」「苦」を連想させるため避けられてきました。大抵の場合、3、5、7、8と奇数が良いとされていますが、その中でも末広がりの「8」はお祝い事としては最適。物だけではなく、数のことを頭の隅に置いておきましょう。

 

■結婚のお祝いや、ふたりの新生活のお祝いに

 

<包丁やはさみ>

切る、という言葉を連想させるため、贈り物としてはNG。

 

<鏡や陶磁器などの割れ物>

割れるを連想させるため、祝福の品としては避けるべきと言われています。とはいえ、食器は人気の高い贈り物でもあるので、ふたりからの要望があれば問題はないようです。大切に使ってくれるよう、よく吟味してふたりに合ったものを贈りたいですね。

 

■目上の人への贈り物で気をつけること

 

<踏みつける、を連想するものは避ける>

目上の人へ贈り物をするときに気をつけたいのは、「踏みつける」を連想するもの。たとえば靴下などの「履物系」です。その他にも「勤勉」を表すとされる時計やかばんを送るのも失礼と言われています。お世話になった目上の人への贈り物をする際には、気をつけたいことですよね。

 

■郵送する場合は必ず送り状をつけること

相手へと送る場合、送り状を添えるのはマナー。「いつ」「何を」「何へのお礼やお祝いか」をしっかりと記入して、品物に添えるようにしましょう。その際、手書きでしっかりと気持ちを書くとより喜ばれます。

 

逆に、贈り物をいただいた場合は、お礼状をしっかりと書いて送ること。こうすることで、しっかりした人だなと相手に安心感を抱いてもらうことができるので、社会人になったのなら学んでいきたいところですね。