下野市で古墳の旅をする

すごく地味な話ですが、日本史が好きです。

とくに古代史が好きで、飛鳥、奈良、平安にかけての流れにわくわくする性癖をかかえています。

 

そんな私に、地元の栃木県下野市がすごいアプリを出してきました。

その名もストリートミュージアムです……!

 

これです。「まちかどをミュージアムに!ストリートミュージアム」です。

 

史跡の散策をサポートするアプリらしいんですが、まだリリースしたばかりのようで日本各地にちょこちょこサポート地区があるかんじになっています。そんなサポート地区の中に、なんと下野市が……!

 

さてさて下野市ですが、実は古代に有名な国があった場所なので、史跡もあれば古墳もたくさんあります。建物が残っていないので感じることが難しいんですが、実はすごい場所なんですよ。下野市はここを「東の飛鳥」として推しているみたいですね。最高だと思います。支援支援……。

 

というわけで、このアプリは「今はもう残っていない昔の光景を、VRで見てみよう!」というコンセプトになっているみたいです。そんなことを言われたら、即刻出かけるしかありません。

 

はい、これがアプリを起動した時の画面です。現れる「しもつけ古墳群」の名称にわくわくが隠せません。

 

はい、さっそく到着しました。薬師寺跡です。ドドド田舎ですね。

今は何も残っていない場所ですが、ここには昔、大きな寺院がありました。奈良時代、仏教を教えてくれる学校って日本に三つしかなかったんですが、それがここにあったんですよ。すごくないですか? 

 

ここでタブレットをかざしてくれ、と案内板がありました。さっそくアプリを起動させます。

 

うわーーー!

 

う、うわーーーー!

あまりに興奮して大はしゃぎしてきたんですが、さすがVRです、360度見える!これが当時の三戒壇か〜〜〜!という感慨が止まりません。思っていた以上におもしろい。すごい。

 

あまりに面白かったので、すぐに近くにある国分寺跡に移動です。桜がきれいに咲いていたんですが、桜をスルーして史跡にきてしまいました。この国分寺跡は、昭和39年まで発見されていなかったので最新(?)の史跡ですよ。

 

さて、ここでVRを起動させると……

 

はい、どーん!

目の前に国分寺が現れます……!

 

隣に建っていたとされる七重塔もばっちり見えます!

あ〜空がきれい〜。1300年前の空もこんなだったのかもしれない〜。

 

もちろん史跡だけじゃなくって、古墳もVRで見れます。下野市は古墳ばっかりなので、歩いていける距離に古墳がたくさんあるんですけど、古墳って全国に10万基とかあるらしいので、昔の日本は古墳だらけだったのでは?と思います。

 

はい、ここでもVR起動させてみると……

 

はい、どーん!古墳が見れる!!!

 

今では神社の中にある古墳や、

 

田んぼの中にぽつんとある古墳とかも回ってきました!

 

石室の入り口も見れるぞ〜!

 

なんか下野市役所の人間みたいな話になってしまったんですけど、古墳も史跡巡りもめちゃくちゃ面白かったです。あ〜史跡巡りは楽しいな〜! このアプリと古墳でこんなにはしゃぐ人間、私以外に栃木にいるのだろうか……と少し不安になるくらい誰も姿も見かけなかったんですけど、でも本当におすすめなのでぜひ……。

 

このアプリ、まだまだ対応地区が少ないんですが、なぜか下野市だけがめちゃくちゃ充実しているので地元の人はよろしくお願いします!